コレラ ― 19世紀に最も恐れられた病気 1854年のことです。ロンドンでは,またしてもコレラが大流行していました。激しい下痢と脱水症状を引き起こす病気で,瞬く間に広まり,朝は元気だった人が夕方には死んでいるという有様です。た。コレラの前駆症状ないし初発症状について記載があった。 48) 12 文政 5 8 コレラが、九州から近畿地方に広がった。江戸でも患者が統出し、『日本 災異志』によれば26 万余の死亡者を出した。コレラ流行はわが国最初の経 験であった。 コレラの治療法 点滴や口から、失った水分と 電解質 の補給するのが一番の治療である 症状が軽い場合は、吸収の良いスポーツ飲料が飲用される 飲んでも吐いてしまう場合や下痢が強い場合には、点滴によって補液する必要がある 抗菌薬 の使用
コレラ病を払う図 展示品ギャラリー 日本歯科大学新潟生命歯学部 医の博物館